'60s Hofner Bass レストア

  • Day:2017.07.12 08:05
  • Cat:楽器







ドイツから届いた60年代のHofner Bass



Hofner BassといえばPaulが使用していた500/1が有名ですが
こちらはソリッドボディ・ボルトオンネックのモデル















長い間かなり放置気味だった様子
ヘッドには埃が積もりピックガードには埃とカビ
ピックアップは錆とくすみ
ネックも反っていて弦高が高い
おまけにフロントピックアップの音が出ない








日焼け跡くっきり





先ずはピックガードのネジを全て外してピックガード自体を外す
このピックガードを外さないとロッドが露出しないのでネック調整が出来ない
幸いロッドに余裕はあったので真っ直ぐ気味に補正は出来た



ただ、まだ少し弦高が高いのでボルトオンネックの仕込みにシムをかませてあげれば
もっと弦高低めにセッティング出来るかも
この辺がボルトオンの強みではあるね













コントロールパネルを観察してみると
一つ、宙ぶらりんの配線を発見
ここを半田付け
フロントピックアップの音は出るようになったけど音量が小さい
ピックアップ自体が断線してるのかも知れない











汚れに関しては、コンパウンドで磨く
これで大体汚れは綺麗になる
ピックアップに関してもクロームメッキなので
曇りやすいニッケルメッキより艶が戻りやすい






埃が落ちてすっきりしたヘッド


ピックガード、ピックアップ共に艶が戻った







何とか楽器としての体裁を保てる程度に復活
手間をかけてあげると生まれ変わる
それが本当に良い楽器






VOX and Marshall amps with Hofner

SNSで再認識

  • Day:2017.07.05 10:12
  • Cat:楽器






InstagramにRickenbacker 4001V63の
1991年製Firegloと2001年製SeaGreen
が一緒に写った写真を投稿したところ
海外のRickenbackerコレクターから反応が











その人の投稿を見るとゴリゴリのコレクター
レアカラーのRickenbackerがギッシリ


SeaGreenの4003は所有している様子だけど
こんなコレクターでも入手出来ていない
SeaGreenの4001V63











こんなポップで可愛い見た目だけど
とてもレアなんだなぁと再認識した出来事だった

Rickenbacker Bassのピックアップフェンスの取り付け方

  • Day:2017.06.29 10:57
  • Cat:楽器







最近多いRickenbacker Bassネタです



中古の4001や4003を購入すると取り外されている事が多い
「ピックアップフェンス」
これの取り付け方(もしくは取り外し方)がわからないという方も
多いのではないかなと思う
「取り外しますよ!」という事を売りにしている楽器店さえも存在する



4003に取り付ける事にしたので
検索等でここに辿り着けた人の為に方法を書き記しておこうかと











取り外されたピックアップフェンスを取り付ける場合
先ず弦を外してネジ留めされたリアピックアップのマウントリングを取り外す
そう、ここまでしないと取り付けが出来ない



4001V63のピックアップフェンスは真ん中に溝が有るので
弦は取り外さなくても可能なのかな
未確認だけど












ここで初めて、マウントリングの裏側から
ピックアップフェンスを取り付ける事が出来る
表側からはどう頑張っても無理です













ピックアップフェンスを取り付けたら
元通り、スプリング(片方はアース線を忘れずにかませる)
をかませつつネジを入れ込む











マウントリングをネジ留めし、ピックアップフェンスの間に
弦を通して張り直し完成
始めての作業の時は、想像以上の手間に戸惑うかも知れない
一度やってみると良いかと思います



さて、4003に久々にピックアップフェンスを取り付けて
弾いてみたんだけど…













自分はベースはピック弾きのスタイルが多く(特にリッケンベースだと)
ピックアップフェンスを取り付けたままの4001V63(画像上)は
そこに手を置いて弾くというスタイル(Paulもこうして弾いていた)
が結構弾きやすく、4003でも取り付けてみた
しかし高さが全然違くて弦までが遠い…



なので速攻また取り外しました
取り外すのは先程の手順を逆に進めていけば出来ます…
付けたり外したり…

Rickenbacker 4001V63 比較

  • Day:2017.06.27 09:59
  • Cat:楽器







4001V63
1991年製Fireglow&2001年製SeaGreen
が現在我が家にあるので少し比べてみる



アメリカンなメーカー Rickenbacker社
4001V63は1984年から2001年迄の生産



4001V63は製造年によって少しずつ形が変わってくるというのは
この記事で書いた
因みにそこに出てくる1993年製はもう手元に無い











ヘッドの比較
10年の間に明らかに形状が変わっている
2001年は幅が広く長さも短くモッサリしている
1991年製はシュッとシャープで60年代の形に近い











ボディの比較
ボディ全体の形状も1991年製の方がスリム
2001年製を見ても特に肉付きが良いなとは思わないんだけど
並べると違いがよくわかる
まぁ、丸っこくて可愛いけど。ポッチャリ系?











リアのエスカッションの形も違う
毎年、少しずつ丸くなっていく


この通り、末期は全体的に丸っこい
この可愛らしい色の4001V63には合っているけどね


4001V63で全体的に一番バランスの良い形状は90年代前半の個体
この個体は◎

Rickenbacker Bassの話

  • Day:2017.06.21 12:45
  • Cat:楽器


奥から4003 Turquoise・4001V63 Sea Green





Youtubeを上げた事だし使用したRickenbacker Bassという物自体の話を



今回、4003と4001V63という2本のモデルを使用した
弾いている映像を見ると、4001V63はバイディングが無いだけで
かなり小さく見えるのがわかる



そして恐らくどちらも馴染みの薄いカラーなのではないかと思う
実際、もう新品では手に入らないレアカラーの2本











特にSea Green
2000年に企画・オーダーされて
2000年~2001年に少量のみ使用されたカラーリング
その作られた個体は殆ど4003で、この4001V63は
数少ないSea Greenの個体の更に極少量のみらしい
洋書のRickenbacker Bass本では
「最もレアなカラーリング」と言わんとばかりに紹介されている



可愛いカラーリングだけど
確かに個性的過ぎて買うのを躊躇いそうなカラーリングでもある



似た現象は60年代のFenderにも起きていて
60年代のカスタムカラーのStratocasterの中では
「ソニックブルー(水色)」と「シェルピンク(ピンク色)」
が現在では数の少ないレアカラーと言われている
それは当時不人気で、殆どオーダーが無かったから



そりゃそうだよね。折角高額なギターを買うのに
そんな冒険する人ってあんまり居ないんだと思う
その中には人と違う物を!って個性の持ち主も居て
そういう人が購入して現在のお宝になっているんだろうな

PLEKという技術

  • Day:2017.05.11 08:32
  • Cat:楽器









Martinは15年間
Nashは4年間
アコースティック・エレクトリックのメインで活躍してくれている楽器です
特にMartinはフレットの減りが顕著で
そろそろ調整に出さなければと思っていた











今回「PLEK」という技術を導入している
Sleek Eliteさんにメンテナンスをお願いする事にした



PLEKとは
このショーケースのような大きな機械で楽器をスキャンして
現在の楽器の状態を数値で叩き出し















数字で不具合箇所を目視出来て
何とこの機械でフレット擦り合わせまで行う
数値で出ているので削りは最小限に留め
余計なフレットは削らない



目を見張る程の技術の進化だけど
大手メーカー(Martin・Collings等)も導入して
今はこのPLEKで最終調整を行い出荷しているようなので
技術は確かなのだろう











PLEKによる調整は勿論
それ以外の弦アースの問題まで解決してくれた
工房の広瀬さんには感謝しています



個人的にもう少し追い込みたいな、と
合計3回も工房に足を運んでしまった
調整後の2本のギターは勿論音の詰まりやビビリも無く
ピッチも良く綺麗に鳴ってくれている
Nashは弦アースも改善したのでノイズレスになるというオマケ付き
たまにはプロの調整も必要だなと感じた一件だった