Rickenbacker Bassの話

  • Day:2017.06.21 12:45
  • Cat:楽器


奥から4003 Turquoise・4001V63 Sea Green





Youtubeを上げた事だし使用したRickenbacker Bassという物自体の話を



今回、4003と4001V63という2本のモデルを使用した
弾いている映像を見ると、4001V63はバイディングが無いだけで
かなり小さく見えるのがわかる



そして恐らくどちらも馴染みの薄いカラーなのではないかと思う
実際、もう新品では手に入らないレアカラーの2本











特にSea Green
2001年に企画・オーダーされて
2002年に少量のみ使用されたカラーリング
その作られた個体は殆ど4003で、この4001V63は
数少ないSea Greenの個体の更に極少量のみらしい
洋書のRickenbacker Bass本では
「最もレアなカラーリング」と言わんとばかりに紹介されている



可愛いカラーリングだけど
確かに個性的過ぎて買うのを躊躇いそうなカラーリングでもある



似た現象は60年代のFenderにも起きていて
60年代のカスタムカラーのStratocasterの中では
「ソニックブルー(水色)」と「シェルピンク(ピンク色)」
が現在では数の少ないレアカラーと言われている
それは当時不人気で、殆どオーダーが無かったから



そりゃそうだよね。折角高額なギターを買うのに
そんな冒険する人ってあんまり居ないんだと思う
その中には人と違う物を!って個性の持ち主も居て
そういう人が購入して現在のお宝になっているんだろうな

PLEKという技術

  • Day:2017.05.11 08:32
  • Cat:楽器









Martinは15年間
Nashは4年間
アコースティック・エレクトリックのメインで活躍してくれている楽器です
特にMartinはフレットの減りが顕著で
そろそろ調整に出さなければと思っていた











今回「PLEK」という技術を導入している
Sleek Eliteさんにメンテナンスをお願いする事にした



PLEKとは
このショーケースのような大きな機械で楽器をスキャンして
現在の楽器の状態を数値で叩き出し















数字で不具合箇所を目視出来て
何とこの機械でフレット擦り合わせまで行う
数値で出ているので削りは最小限に留め
余計なフレットは削らない



目を見張る程の技術の進化だけど
大手メーカー(Martin・Collings等)も導入して
今はこのPLEKで最終調整を行い出荷しているようなので
技術は確かなのだろう











PLEKによる調整は勿論
それ以外の弦アースの問題まで解決してくれた
工房の広瀬さんには感謝しています



個人的にもう少し追い込みたいな、と
合計3回も工房に足を運んでしまった
調整後の2本のギターは勿論音の詰まりやビビリも無く
ピッチも良く綺麗に鳴ってくれている
Nashは弦アースも改善したのでノイズレスになるというオマケ付き
たまにはプロの調整も必要だなと感じた一件だった

About"Framus Hootenanny 5/024 12st"

  • Day:2017.04.14 13:00
  • Cat:楽器







今回は、Beatlesが使用した楽器の中で
メンバーと同一スペックのギターが最も入手しにくいギターの一つ
"Framus Hootenanny 5/024"について
文献やHPでもあまり詳しく取り上げられた事が無い楽器でもあり
書いてみようと思う











Framusはドイツのメーカー
1965年のBeatlesにとって第二作目の映画「HELP!」の中の
"You Got Hide Your Love Away"を演奏するシーンで
Johnが弾いていた事がきっかけで有名になった楽器
レコーディングでも1964~1969年の間で数曲使用しており
Beatlesのメンバーが所有する唯一の12弦アコースティックである













John以外のメンバーが抱えている写真もあるが
プライベートなショットではJohnが抱えている写真しか見た事が無いので
基本的にJohn所有で、たまに他のメンバーが使う事がある
という認識で良さそう













さてこの"5/024"というモデル


・ノンスロッテッドヘッドorスロッテッドヘッド
・ナチュラルカラーorサンバーストカラー
・19フレットor21フレット


この仕様が入り混じっており、更に輸出仕様として
ペグのつまみが丸いもの・Framusロゴがブラスロゴ貼り付けではなくデカール貼り付け
サイドバックの材質が異なる物が存在する
テールピースの形も2種類の形状があるようだ






21フレット仕様


スロッテッドヘッド・サンバーストカラー(テールピースも形状が違う)





Johnが所有していたのは


・スプルーストップ,マホガニーサイドバック
・メイプルネック
・ローズウッドフィンガーボード
・ノンスロッテッドヘッド
・19フレット
・角ペグ
・ナチュラルカラー


の"5/024"である











Framus博物館にはJohnと殆ど同仕様の"5/024"が展示されている
しかし、レフティであるという






"5/024"の弦を替えるJohn 角ペグの様子がよくわかる





以下は自分が所有する"5/024"
Johnと全く同じ仕様の貴重な一本である








スプルーストップ,マホガニーサイドバック




ネジ留めされたべっ甲ピックガード


ノンスロッテッドヘッド・ブラスロゴ・角ペグ




特徴的なテールピース


オリジナルナチュラルフィニッシュ




オリジナルアリゲーターチップボードケース


"5/024"

Rickenbacker Electric Bass

  • Day:2017.02.09 23:05
  • Cat:楽器







最近買った洋書
Rickenbacker Bassの写真が満載の本


思えば、自分Rickenbacker Bassが大好き
Rickenbackerに至ってはギターよりベースかな
今まで多分20本位買っては手放してを繰り返してて
最近も4001V63の良い個体を見つけて購入
そして結局我が家には2本のRickenbacker Bassが居ます













この4001V63は1993年製の個体
4001V63というのはざっくり言うと
63年製の4001Sを復刻しましたよというモデル
1984年から2001年まで製造されていたこの4001V63
年代によって個体差が有って
一番良い時期がこの90年代初期物と言われている











一例として写真は97年製のヘッド
60年代4001特有のエッジ、シャープさが無くなり
全体的に丸く、小さくなってしまっている
ヘッドプレートの大きさは変わらないので余計アンバランスさが目立つ
Rickenbackerはアメリカのメーカーで
ヴィンテージリイシューは段々と仕上げ(形や色)が
荒くなっていく事が有名なメーカーでも有ります
(日本では先ず有り得ない事だね)


この時期のV63のファイアーグロウは黒っぽく、色味も濃くて
まぁこの色はこの色で綺麗な色味ではあるんだけど
60年代のFGの印象は無くなってしまった











これが60年代Rickenbacker 4001Sのヘッド
本当に美しい形状をしている
そしてオレンジっぽい華やかな色味
60年代の4001も個体差が激しいんだけどね
今回購入した4001V63は60年代のヘッドの雰囲気に近い










4001V63がディスコンになり後継機種として登場したのが4001C64
これはポールマッカートニーが所有していた64年製4001Sを
復元しましたよというモデル


この機種、ヘッドが逆さまになっている
何故かというと、ポールの4001は左利き用で、右用のヘッドがついていた
それを反転(右利き用に)するとこうなるよという結果
いやいや…もうハチャメチャですやん
という事で自分的にはパス(一時期所有した事も有るんだけど)











その後、日本(新星堂)限定の
C64を元にヘッドを元に戻したよというモデルも
60本限定で発売されたりしたんだけど
C64…何かボディがずんぐりしているんだよね













上が4001C64、下が60年代の4001S
長い方のツノのずんぐり具合がわかりやすいと思う
60年代は薄く細長く全体的にシャープなイメージ
C64は個体によっては4.5kg位有るみたいなので
少し肉付きが良いのかな
60年代の4001Sは4kg無い個体も多いのだとか
今回購入したV63は4.05kg程だった






60年代4001Sの雰囲気を持った個体





24年前に製造されたベースなので使用感はバリバリあるけど
ヘッド・ボディ・色が良い個体なので
これから細かいパーツ等交換してvintage likeなルックスを目指します